2017年 10月, 現在の投資国, セクター比と配当利回り状況

毎月の恒例としている資産状況です.


セクター別では引き続き情報技術が堅調な一方で, 値動きが緩慢な電気通信がその比率を相対的に下げました. 9 月後半はエネルギーセクターが比較的堅調でしたね.

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早速各項目を詳述していきます.


資産推移と売買について


集計はドル建てで行っています. 先月に引き続き, 下旬に SBUX の買い増しを行ったため投資元本が増えています. この買い増しにより構成比の 2% 程度を占めるようになりました. 一先ずはこれくらいの投資比率で十分でしょう. 目先の配当利回りに魅力はありませんが, 増配率はそこそこいい会社です. 今後の堅調な配当成長に期待します.


各種割合

私は配当成長を目指した投資方針を採ってはいますが, グロース銘柄についてもポートフォリオに組み込んでいます. およそリスク資産の 10% 程度です. これくらいの割合で組み込むなら, たとえ銘柄選択に失敗してもその損失は限定されますから, 十分に配当金で賄うことが可能です. 一方で本当のグロース株であれば, 例えリスク資産の 10% 程度であっても株価の値上がりによる恩恵を十分に受けることができます. 私の場合この中身は BABA, JD, BIDU, PYPL, リクルート(偏見でグロースだと思っています) です.  高配当株とバリュー株の比率はご覧のとおりです.


セクター別投資状況


過去の状況はこちらのリンクを参照ください.
順調に電気通信の構成比が下がっています. よりバランスの取れたポートフォリオへと変わっていきますね.


金融とBRK
金融+BRK の投資割合は約 12% 程度で先月とほとんど変わりありません. 市況が平常-好調なうちは何の心配も要らないセクターですね. その一方でひとたび金融危機をむかえるとその影響を大きく受けるセクターですから構成比の 10-13% 程度に収まるくらいで十分だと判断しています.


情報技術
中国 EC 関連銘柄 BABA, JD.com および検索大手の百度が比較的高値で推移しています. そのおかげで IBM の低迷を補ってくれています. 本セクターは年初から買い増しを行っていませんが, 構成銘柄の株価上昇により構成比は 13-14% で安定しています. そういえば最近価格コムが若干安いですね. 欲しい銘柄ですが買うかは悩んでいます.


一般消費財, 生活必需品
年初からの主な買い増しは本セクターです. 年初と比較して構成比が倍に増えています.
9 月下旬にSBUX を買い増しした分, 先月と比較して構成比が少し上がっています. 構成銘柄で大きな値上がりを示したのは 361度国際 (中国) です. 業績が良かったみたいですね. ここが作る商品好きです. いつか日本でも見る日が来ればいいのにと思います. 値下がりでは GIS が引き続き低調ですね. 株価がジワジワ下がっています. 買い時か, 見送りが賢明か悩ましいところです. 取り扱い商品が魅力的であれば悩む必要なく買いで動きますが, 最近はそこに疑問符が付くのでなかなか手を出しにくい状況が続いています.


エネルギー
株価低迷により配当利回りが良好で魅力的なエネルギー株ですが, WTI 原油が 50 ドルを超えるまで持ち直したため株価も回復を見せています. RDS に至っては平均取得価格の 5 割り増しまで値上がりし, 配当利回り値上がり益の両方で私の運用成績を底上げしてくれています. 増配計画を示した KMI は増配詐欺の前科から株価に大きな変化はありませんでしたね.. KMI の投資状況ですが, 私のポートフォリオでは構成比 1% 未満なのでどっちに転んでもリターンに与える影響は軽微です.


公益
特になし.


電気通信
NTT が引き続き自社株買いしてくれるらしいです. 定期的な自社株買いと増配はうれしいですね. これからもよろしく.


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セクター構成比推移

本グラフは 2017年01月の資産 (値上益込) を 100 として各月末の資産残高がどのように推移してきたかを表しています(期間: 2017.01-2017 09末).


今年の主な買い増しは生活必需品, 一般消費財です. 倍以上に投資額が増えましたね. 今後はセクター間のバランスも考えながら買い増し銘柄を選んでいこうと思います.


各月の全体を 100 とした場合

年初には 32% を占めた電気通信の構成比を 26% まで下げることができました. 本セクターを買い増す予定は無いため, 引き続き構成比が低下していくものと予想しています. 一応 NTT だけは株価と相談で買い増しする可能性があります.


国別投資状況

引き続き米国株の買い増しを行ったため投資比率が約 22% となりました. のんびり買い増ししながら中国株に過度に依存する資産状況を引き続き調整していきます.


国別構成比推移

これまで好調だった中国が若干下げました. その一方で, 米国株, 英国株は堅調に推移しています. 今年は順調にこのまま右肩上がりで一年を終えるのでしょうか. 景気後退がいつ訪れるのかは誰にも読めませんのでとりあえず定期的に買い増しを続けていきます.



各月の全体を 100 とした場合

買い増しを続けている米国株の構成比は順調に上がっています. しかしその一方で, 各国それぞれの構成銘柄についても順調に値上がりしている関係で, 基本的には構成比に大きな変化はありません.


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セクター別利回り


先月の年間配当予想は 3.79% の利回りでしたが, 低配当の SBUX を買い増しした関係で 3.76% に変更しています. SBUXは増配率がそこそこいいので YOC の底上げに寄与してくれることを期待しています.


YOC と配当利回り推移


※全保有株の総額で求めた YOC と利回りです. よって, 無配銘柄も含まれた値となっています.
YOC が 4.52%, 配当利回りが 3.76% となっています. 最近は高利回りの投資先が減ってきました. 投資し辛い環境にありますね. 配当金もそこそこな額がもらえるようになりましたので, BRK などの無配の投資先でも良いと思えば買っていきます.


受取配当金増減率


年初から 23% 弱の増加です. 引き続き配当成長に努めます.


投資方針
1.セクター比のバランスを加味しつつ銘柄を選択する.
2. 銘柄の選定は配当成長に主眼を置く.
3. 値上がり益を狙える銘柄であれば無配でも投資対象としてある程度の投資割合は許容する.


え? 3 項目のせいで何でもアリになってる??
・・・あれ?(´・ω・)?


Let's enjoy investment!


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