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7月, 2017の投稿を表示しています

2017年 8月, 現在の投資国, セクター比と配当利回り状況

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毎月の恒例としている資産状況です. 7 月も 31 日が残されていますが, 休日で値動きの少ない日にまとめる方が楽なのもあり, 少し早めですが集計しました. セクター別では情報技術と公益が堅調な月である一方, 値動きが緩慢な電気通信がその比率を相対的に下げました.

株式投資の社会的意義②

前回の記事 で, 資本コストは高く付くと述べました. これは 企業が発展することで得た利益は全て株主に帰属する という事です. 出資者はそれぞれに出資した割合に応じた利益を得ることができます.

たばこ関連 (MO), (BTI), (PM) が急落.

FDA が煙草に含まれるニコチン濃度を中毒性のないレベルにまで低下させる事について  a public dialogue (公開討論) を始める計画が発表されました.  それによる影響が懸念されています. 

バフェット語録『グレアムを知る人は多いのに 彼の理論を実行に移す人は少ない』

バフェット氏をご存知の方ならベンジャミン・グレアム氏 (以下敬称略) もご存知の方は多いですね. グレアムはバリュー投資の父と呼ばれるように企業のファンダメンタルに基づく投資法を確立した投資家であり, 経済学者としてもよく知られています.

御礼 -いつもブログに訪れてくださる方へ-

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現在記事としてまとめている 株式投資の社会的意義 で本ブログは 100 記事を迎えることとなりました. また, 計らずも, この記念すべき 100 記事目をアップした 7 月 22 日は過去最高の PV を記録した日となりました. いつも本ブログに訪れてくださる方々には, この場を借りて合わせて御礼申し上げます.

バフェット指数 (指標) と全世界株式時価総額合計額推移 ② -各国の状況について-

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前回までは 全世界株式市場の状況を俯瞰し全体の推移と状況を把握できました. 続いては各国の状況に注目してみましょう. 2007-2009 年の金融危機に着目し, 主要先進国, 新興国のバフェット指数 (指標) はどの様な動きをみせたのか, また 2016 年の状況についてもそれぞれ見ていきます.

株式投資の社会的意義①

資産運用の手段として注目される株式投資ですが, 個々の資産を増やす手段としてだけではなく, 大きな社会的意義のある活動です. しかし, 株式が持つ値動きの荒さから投機やマネーゲームに利用される例も多く, 一般的な日本人にはあまり受け入れられていない のも事実です. そんな現状を憂い, 今回は真剣に株式投資の意義を考察することとしました. 本記事の活用法 例えば, パートナーとの間で株式投資に関する認識が異なり, 互いの意見についてすり合わせが必要となった際などに本ブログ記事が少しでもお役に立てれば幸いに思います. 株式投資の意義や株式が社会システムとしてどの様な役割を担っているのかご理解いただける内容としたつもりではありますが, 分かりにくい点などはご指摘いただけると幸いに存じます.

PBR (株価純資産倍率)

PBR (株価純資産倍率) 株価を一株当たり純資産で割った値です.

バフェット語録 『無知と借金が結びつく時, 結果は非常に興味深いものとなることがある』

この言葉はデリバティブについての危険性を指摘した際の言葉です. デリバティブ商品の作りは複雑で分かりづらく, 手を出しにくいものです. しかし中には私たちが容易に購入できるものもあり, 仕組債として売られていたりします.

毎月分配型投資信託 初の資金流出 しかし実態は大して変わっていない

毎月分配型投資信託の資金流出が続いているようです. 今年 1-6 月の半年間で 202 億円の資金流出となりました. 日経新聞の速報では金融庁の指示で販売自粛の為とありましたが, 実態は少し違うのではないかと思っています.

VT (バンガード・トータル・ワールド・ストック) は投資をシンプルに保つうえで役立つ ETF

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FTSE グローバルキャップ・インデックスへの連動を目指す ETF です. FTSE については VEA の記事を参照ください. 指数の特徴 全世界の大型, 中型, 小型株を投資対象としています. 米国を含む全世界の株式市場へ幅広く分散投資し, 先進国, 新興国含む 47ヵ国を投資対象としています. 構成銘柄は約 7800 社に及び,  市場時価総額の 98% 以上をカバーしています. 浅く広く分散投資された ETF というのが一番の売りです.

バフェット指数 (指標) と全世界時価総額合計額推移①

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市場の過熱感を表すバフェット指数 (指標) ですが, 過去の推移や昨年の状況につては世界銀行 HP にて確認できます. バフェット指数なのか指標なのかはっきりしなかったので, 本記事ではバフェット指数 (指標) と併記して表現いたします. ①昨今の世界株指数の動きについて および, ②各国市場の過熱感 について ご質問を頂きましたので私なりにまとめてみました.

主要国, 新興国株式の PER (予想) を眺めてみる

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こちらは主要国,地域, 新興国の PER で最高値, 最低値と直近の値 (12ヵ月後予想ベース) を並べて比較しています. 本データは 月刊 資料管理 (野村証券) を元に作成しています. 予想ベースの値ですから企業の増益予想等を織り込んだ値であることに注意が必要です. 参考程度に眺めるのが丁度いいですね.

一帯一路の中核企業 中遠海運 (COSCO Shipping Holdings) が香港同業を買収しコンテナ取扱量世界 3 位に

中遠海運 (COSCO, HK:01919) は中国国有の海運会社であり, 売上規模で業界 5 位に位置しています. 中国の国策企業の一つであり, 一帯一路構想を形作る重要な会社の一社です.

日本株 株主への総還元額 (自社株買+配当) が過去最高を更新中

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日本株の株主への総還元額 (自社株買い+配当) が過去最高を更新しています. 2007 年 に13 兆円程度あった総還元額ですが, 金融危機後に激減し 2009 年には 6 兆円程度まで低下します.

物価は上がる. でも決して日銀のおかげではない. 労働市場の構造変化から見る日本の未来②

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前半 は日本がデフレを迎えた経緯を生産年齢人口の推移等を交えて考察し, 番外編 では物価の上昇が続いていることを食料価格とエネルギー価格の上昇から見 てきました. 最終回である今回は労働市場の転換から見るデフレ脱却について考察していきます.

CATTLE DRIVE -San Diego County Fair-

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始まりは 1880 年にさかのぼり, 当初は農産物品評会から始まったらしいです. その後 Southern California Exposition and San Diego County Fair (1954), Southern California Exposition (1970), Del Mar Fair (1984) と名を変え, 2002 年になり今の名称である San Diego County Fair となりました. 地元ではいまだに Del Mar Fair と呼ばれることも多いそうです.  前回のバフェット語録 よろしく相場も記事も投資に関して今回はお休みです.

2017年 7月, 現在の投資セクター比と配当利回り, 投資国状況

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毎月の恒例としている資産状況です. 今月は保有する米国株が堅調な月である一方で, 先月とは異なり 中国, 英国, 日本株が比較的停滞する月となりました. 買増しした銘柄は無いものの, 無償増資として受け取った銘柄分投資元本が少し増加しています.

しくじった銘柄 インボイス

この会社ご存知ですか?事業内容はいたって単純であり, 企業の通信サービスを一括して提供し, それらの請求書を一枚に纏めることで事務コストと手間を抑える手伝いをする会社というのが売りでした. 2011 年に上場廃止していますから, 知らない方も多いと思います. 前回の 武富士 に続きしくじった例の 2 例目になります.

物価は上がる. でも決して日銀のおかげではない. 労働市場の構造変化から見る日本の未来番外編 -食費と燃料費は既にインフレを迎えている-

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  2000年代初めに日銀がデフレを 認めてから既に 17 年が経過しました. その間に量的質的金融緩和をはじめ種々の金融政策によりこの状況を打開しようと試みてきましたが, 未だその目標を達成していません.