今年一年お疲れ様でした, 来年もよろしくお願いいたします.

今日で 2017 年も最後ですね. 『7 の付く年は~』みたいなジンクスがありましたが, 殆ど何も起こらず, むしろ稀に見る上昇相場を演じる一年となりました. この一年で資産を増やした方が大勢いらっしゃったのではと思います.

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1 年が過ぎ去るのを名残惜しいと感じたのは初めてです. この 2017 年は私の人生の中でも色々な変化があった年となりました.

・子供の誕生
・ブログの開始
・海外単身赴任

この 3 つです.

・子供の誕生
今年, 春を迎える直前に子供が産まれました. 陣痛が 3 日間続いた苦しみ中で無事に出産してくれた妻に感謝しています. 出産直後に妻が気絶して焦りましたが...出産はそれほどの苦しみなのでしょう.

子供は可愛いですね. その愛くるしさに心奪われました. 可能性の塊ですから, その眩しさに目がくらみそうです. この子とまだ見ぬ兄弟たちが, 少しでも生きやすいようにサポートするのが私の人生における務めなのだろうと考えるようになりました.

しかし, この子たちが育つことになる日本は人口減少が急激に進む日本です. そんな日本の現在の姿は, 一人当たり労働生産性が2000年から頭打ちで上がらず, 給与も保険料の上昇などで手取りは下がり続けています. その一方で輸入に頼る各種原材料, 食料と燃料は世界のインフレに合わせて値上がりが続きます. この様な状況が改善に向かうよりも, より厳しくなる方向へ進むことは想像に難しくありません.

そんな状況から私たち個人が少しでも逃れるためには, 投資を通じた自助努力が必須です. 私たち庶民の場合は特にそうだと言えるでしょう. しかし, こういったお金に関する事柄を扱う授業は殆ど学校のカリキュラムにはありません. ですから私たち親が子供に少しづつ伝える必要があります.

・ブログの開始
そこで, 仮に私の身に何が起きても, その啓もうを子供たちに行えるよう, 稚拙ながらこのブログを残していくことといたしました. 最近はその時起こった出来事, 思ったことを日記の様に書いている内容も増えてきましたが, お父さんが見てきたもの, 考えたことを子供たちと共有できればうれしいと思っています.

・海外単身赴任
さて, 海外赴任ですが, 仕事内容は置いておいて, 生活で常日頃感じていることは,

『なんで米国は生活でこんなに不便を感じるのに一人当たり GDP が日本の 1.47 倍近くあるんだ??』

ってことです.

最近漠然と思うのは日本のサービスはほんとに過剰で, そのサービスで生まれる価値以上に無駄なコストが掛かり過ぎているんだろうなーってことです.

皆さまご存知の通り, 米国では荷物の再配達が有料ですから, 何も伝えていなければ大体の荷物が玄関前にそのまま置かれていきます. 日本では盗られることを心配してきっちり手渡しが基本ですから, 再配達の労力でヤマトをはじめとする運送会社が悲鳴をあげることになるんですよね. こっちでは盗られていた場合それを伝えれば同じものが配達されてきます (業者によるかもしれませんが).

たまに起こる問題に合わせてコストをかけるより, 効率が優先されています. だってネット通販で買ったものの額より, 再配達の労働コストの方が高かったりしますからね. 新たに送り直した方が再配達で何度も同じ場所を回るより全体では安く済みます.

あとは, 来た当初はコンビニや自販機の絶対数も圧倒的に少なく, 歩いて行ける距離に無いのも不便に感じたものです. しかし, 別に必要なものを事前にスーパーで買っておけば特に困ることは無いですから, 日本社会が用意した『便利な生活』にどっぷりつかっていたんだなと改めて自覚したくらいですかね. ちなみにこっちのコンビニはガソリンスタンドのオマケです. ダウンタウン以外はガソリンスタンドとコンビニはセットが基本です.

あぁ, もう一つありました.
お店などでスタッフの対応がマチマチです. 何か問題が生じた際には『OK できるよ』と言ってくれるスタッフに当たるまで, 根気よく相談し続ければ大抵の問題は自分が望む通りの解決ができます. 日本ではカリキュラムや社内規定が絶対で, 良くも悪くもこんな柔軟性はありませんよね.

私は一度, 目的地への到着を急いでいる時に, 特急電車を本来停まる予定の無い駅で停めてもらい下車した事がありました. この時の感動忘れられません.

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米国では日本と比べて個人個人が不便を感じる点がありますが, その不便を人々が受け入れることで社会全体がより効率的に動いているんだろうと思います. その結果が積み重なって今の日米の差に繋がった面もあるんだろうなと思います.

日本もサービスと労働は無尽蔵でタダだと考える風習から, 人を使うのが最もコストが掛かり, 受けたサービスには対価を払う必要があるといった意識に変わってゆけば, 過剰なサービスを削ぐことで, 社会が得られる利益と支払うコストのバランスが最適かされると思います. こうなれば少しは日本の将来も明るくなるんじゃないでしょうか.

例えば『機械にできることは機械に任せ, 人は人にしかできないことに集中する.』これも最適化する手段の一つになるんじゃないかと思うんですよね. (もしや最近の高等教育無償化は 100 年後の日本を見据えての布石だったのか?? ちなみに 100 年後の推定人口は 5000 万人です.)

まぁ, こんなことをウダウダ述べても私一人ではどうにでもなりませんからね. 本業を通じて価値を社会へ提供し, お給料と投資を通じて納税することで富を少しでも還元することに努めていきます.

さて!!来年 2018 年はどんな年になるでしょうか. 今年一年も大変お世話になりました. 来年もよろしくお願いいたします.

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