18 年 9月資産状況

18 年 8 月も豪雨と酷暑で日本の天気は引き続き荒れていましたが, 株式市場, 特に米国は比較的平穏でした. 一方で新興国は不安定なトルコ市場の動向から全体的に軟調でした. 中国株も同様に値を下げました.


さて, 今月の資産状況に移ります.

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投資方針
・追加投資, 再投資と増配による配当成長を目指しています.
・グロース株に分類される銘柄についても一定程度は投資を行い, 値上がり益についてもある程度は取り込むようにしています.
・石玉混合の個別株 50 銘柄弱から成る広く分散されたポートフォリオを組んでいます.


投資方針別構成比


バリューが約42%, グロース株 15%, 高配当株 37%,  ETF は % となっています. バリューとグロース株の比率が少しさがり, 高配当と ETF の割合が少し増えました. 理由は後述します.


(便宜的にグロースとバリューで分けていますが, 投資はその企業が持つ価値へ注目し, その価格 (株価) と比較して割安又は妥当であるとの判断から行うものです. ですから, 私はこれら 2 つの投資法の本質は同じであり特に分ける必要があるものではないと思っています. )


資産推移と売買について (集計は毎月 27 日 (又はその前後の休日) に行なっています.).



集計はドル建てで行っています. 先月に引き続き 17 年 6 月の含み益水準まで後退したまま推移しています.  


売買に関しては PM を一株当たり 86.18 ドル, VDC を一株当たり 139.03 ドルで購入しています. 合わせてリスク資産の約 4% となっています. この売買でリスク資産の 6% が ETF となりました.


今のところ ETF=VDC なのですがコミュニケーションセクター ETF の売買が可能となったら 私の場合ヘルスケアセクターへの投資がほとんど行われていないので ETF を通じてこれらのセクターを拡充するのも良いかと思っています.


セクター別構成比


先の通り生活必需品 PM と VDC を合わせて約 4% 分買い増ししました. いつの間にやら生活必需品と一般消費財が占める割合が 29% となりました. この内訳は両セクターとも同率ですから, リスク資産の 15% づつが生活必需品と一般消費財セクターが占めることとなります.


利上げ局面では公益と電気通信が指数に対して相対的に弱いので, 今月もこれらに分類される銘柄は値を下げました. ブログ開始当初はこの 2 セクターで資産の 5 割を占めていましたが, 今では合わせて 32% です.


保有銘柄のセクター分散もかなり進めることができました.


セクター別構成比推移, 各月の全体を 100 とした場合.


本グラフは 2017年01月の資産 (値上益込) を 100 として各月末の資産残高がどのように推移してきたかを表しています(期間: 2017.01-2018.08末). 円グラフの時系列変化のグラフです.


生活必需品銘柄を買い増したこと, その他のセクターが値を下げたこともあり引き続き生活必需品と一般消費財を示す緑色の面積が増えています.

セクター別構成比推移 2017, 01 の全体を 100 とした際の推移

本グラフは 2017年01月の資産 (値上益込) を 100 として各月末の資産残高がどのように推移してきたかを表しています(期間: 2017.01-2018.08末).

先ほども述べましたが, 利上げ局面から公益と電気通信の運用結果が低迷し 2017. 1 月末と比べてマイナスになっています. この 2 セクターは今後も苦しい状況が続くことと思います. また, 昨年から買い増しを続けている生活必需品セクターも景気拡大局面では株価の伸びは限定的ですから大きな値上がり益は見込めません. 今後もこの流れは継続しそうです.


国別構成比

中国株と米国株の比率が同程度となるように, 買い増しによるリバランスを継続しています. 昨年 2017 年初めには中国株比率が約 50% でしたが, 今月の買い増しにより 38% となっています.

米国株比率が現在 35% ほどですから今年中にも目標を達成できるかもしれませんね. これで覇権国とそのキャッチアップを狙う両国の株式で資産の 75% 程を占める事になります.
中国株に過度に依存する資産状況からの脱却を完了できそうです.

(最近テンセントがいい具合に下がってきてるんですよね. ずっと買いたいと思っていたのでそのうち買ってしまうかもしれません. またちょっと中国株比率が上がってしまいますね(´・ω・`) どうしようか悩みます。。。)

国別構成比推移 各月の全体を 100 とした場合

推移を見ればその比率が大きく変わってきたことが分かります. 50% あった中国株比率が約 39% へ低下する一方で, 買い増しを続けてきた米国株比率が 35% まで増加しています.

国別構成比推移

本グラフは 2017年01月の資産 (値上益込) を 100 として各月末の資産残高がどのように推移してきたかを表しています(期間: 2017.01-2018.08末).

今年 1 月末の資産残高へとなかなか回復しませんね.

愚直に配当再投資と積立投資を続けていけば, いずれは報われるだろうと思っています. そのためには『まともな会社』への投資が不可欠です. 現在保有する個別株について, その選択が正しかったのか結果が表れるのは数十年後ですね. その選択ミスに対するリスクヘッジとしてつみたて NISA 制度を利用した全世界株指数 (日本除く) への投資を行っています.

つみたて NISA の運用も 1 ヵ月たったのでこちらも毎月経過報告してもいいですね. 詳しい話はそちらに譲ります. その内報告します.

YOC と配当利回り推移

※全保有株の総額で求めた YOC と利回りです. よって, 無配銘柄も含まれた値となっています. YOC が 4.16%, 配当利回りが 3.38% となっています. 業績連動で配当金が変動する中国株も含まれていて今後の推移が読み辛いですが, 安定的に増配を行っている企業の比率を増やすことで, 増配を通じて YOC 5% を目指していきます.

受取配当金増減率

買い増しと保有株の増配により受取配当額は 32.8% の増加となっています. 業績連動の配当政策を採る中国株は業績がよければちゃんと増配してくれます. 不安視されつつも中国景気が比較的堅調なうちは保有株も増配傾向が続くものと思っています.

今後も配当増額へとつながるよう買い増ししていきます.

セクター別利回り

セクター別では以下の通りです. 先月同様各セクター共にかねがね 3-4% の範囲に収まりますが情報技術セクターだけはグロース株を多く含むため 1% 前後の利回りとなっています.

配当金セクター構成比

電気通信が大きいですが, 良く分散されていることが分かると思います. 特定の国, 特定のセクターに偏ることなくバランスを心掛けて今後も配当成長させていきたいものです.

投資先選定方針
1.セクター比のバランスを加味しつつ銘柄を選択する.
2. 銘柄の選定は配当成長に主眼を置く.
3. その一方で, 値上がり益を狙える銘柄であれば無配でも投資対象として許容する.

え? 3 項目のせいで何でもアリになってる??・・・あれれ?(´・ω・)?

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多数の銘柄管理はなかなか時間を取られますから, 投資に掛ける時間等を鑑みれば圧倒的に ETF や投資信託を通じて投資を行う方が優位性が高いです. 投資を趣味としていなければ ETF and/or 投資信託+積立投資+再投資を基本として資産形成を行った方が間違いがありません.

個別株への投資を基本として資産運用したらどうなるのかその成り行きを記録として残せたら良いと思っています.

さて, これから先の資産推移を見て, 子供から『凄いね』と言われるか『はやく ETF でパッシブ投資しておけばよかったのに』と言われるのか, どちらになるでしょうか. どちらにしてもこれから先が楽しみです.

帰国したのでジュニアNISA をはじめました.
お年玉や出産祝い, こども手当が原資となります. 子供の資産を代理運用するわけですから, 趣味に走らず堅実に, 全世界株指数に連動するもので運用しています. 野村つみたて外国株一本です. 本商品は日本除く全世界の株式 (先進国+新興国) に投資するものです.

信託報酬も安いですし, 趣味を排して子供の為の資産を積み立てるなら非常に優秀な商品です.

合わせてつみたて NISA を始めたのでより強固な保険になると思います☆

Let's enjoy investment!

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