外国株投資家は一時的に資産が 50% 減価する可能性を常に考慮しておく必要がある.



一般的に株価指数であっても 20% 程度の値下がりが案外起こるものです. 外国株投資家の場合はこれに為替の影響が加わる為, さらに影響が大きくなります.

2017/02/26 現在, ドル円=112 円前後です. 2007 年までさかのぼり, リーマンショック直前の為替は 120 円前後でした.




その後リーマンショックを経て 2011/10/31 には 75.54 円まで円高に進みます. 実に 37% の減価です. 外国株, 特にアメリカの株価が下がる場合, 為替はドル安に振れるため投資家は株価の下落と為替差損を同時に被ります. この可能性を常に考慮し投資行動を決定したほうが, 投資家として生き残る可能性は増えます. 幸いS&P500 指数は2011年に, 2007年比で 85% 程度回復しましたので為替の下落による更なる痛みは多少緩和されたと思います.


私の投資方針です.

現金 15-20%
リスク資産 80-85%

内訳 (現金を含めた際の割合)

日本株 20% (約17%)
外国株 80% (約68%)


現金を 15-20% 程度常に用意しています. いつぞや来るかわからない暴落に備えて現金比率を上げておくことに異論がある方も多いかと思いますが, リーマンショック当時, 学生投資家として資産の目減りを経験したことは, 投資方針を保守的にするに足るものでした.


暴落は痛みを伴いますが, その後の上昇相場で資産ができる.
一方で, こういった暴落時は絶好の投資機会です. 実際に, 暴落後に買い増しを続けることで今日の投資資産が育ちました.

今後も本方針を忘れず投資家として長く市場にとどまりたいと思います.

※投資額が増えるに従い, 投資資産に占める給料からの新規投資額が相対的に少なくなっていきます. そうなると, 一度の暴落で補てんできる金額を超え, 回復不能なダメージを残す結果につながります. そのため, 保守的な投資方針を取らざる負えない面もあります. 増やすより, 減らさない努力が資産を育てる肝です.

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いずれ投資割合, 業種などもアップしていきます.

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