バフェット語録『他人が貪欲になっている時は恐る恐る, 周りが怖がっている時は貪欲に』

こちらは有名な言葉ですね. 私たち一般投資家は目先の値動きに踊らされ, 上がれば買い, 下がれば売る行動をしがちです. この行動を戒める言葉です.


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普段, 買い物をするときの気持ちを忘れてはいけませんね. 同じものを買うなら割引価格で買いたいと思うでしょう. 株式投資も同様です.


普段 100 円で売られるペットボトルが 130 円, 200 円と値上がりして 1000 円の値段が付くのがバブルです. いくら値上がりしても, それには所詮 100 円の価値しか持ちません.


『本当の投資家であれば, 自分が群衆とは全く逆の売買をしていると考えることに充足感を覚える』


これはバフェット氏の師であるグレアム氏 (以下敬称略) の言葉です. このグレアムの言葉をバフェットも実践しているといえます.


株価が好調だった 1960 年代後半にバフェットはパートナーシップを解散し, 一社にまとめました. この理由は「理解できないゲームには参加したくない」からです. その後, 1970年代に入り弱気相場入りするとバフェットは市場に戻ります. これがバフェットがさらなる飛躍を遂げる重要な選択となりました.


直近でも 2008~2009 年にかけての金融危機では, バフェットは JNJ など非金融株を売却する一方,  ゴールドマンサックス, バンク・オブ・ニューヨーク・メロン, VISA, マスターカード などの金融株へと投資しています.


先の例の様にペットボトルを 1000 円で売る側に回るのが理想的ではありますが, 私たち一般投資家が相場の強弱に合わせ, 売買を駆使して利益を上げ続けるのはなかなかに難しい面があります. しかし, 幸いにも私たちには安定したサラリーがあります. 人によっては年金や配当金かもしれません. これが一般投資家の大きなアドバンテージです. 積立て投資を行いつつある程度の現金比率を維持しておけば, それだけでリスク管理に繋がります. 暴落局面で買い向かう余裕が生まれるわけです. 100 円のペットボトルを 50 円や 30 円の割引価格で買う機会に恵まれます.


『他人が貪欲になっている時は恐る恐る, 周りが怖がっている時は貪欲に』


そのためには, 節度ある投資を心掛け, ある程度の現金比率を維持する事が肝要です. それだけでもあなたの投資成績は違ったものになるでしょう.

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