資産増減推移 (2017,1月末-2017,7月末)

毎月の資産状況をスポットで報告してきましたが, いまいち読み手からはその推移が分からない内容にとどまっていたため少し手直しを行いました. 各セクター, 国別状況の変化がわかりやすくなったと思います. 為替変動が含まれるとややこしくなるため, ドル換算で集計しています
それでは早速見ていきましょう.

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セクター構成比推移
本グラフは 2017年01月の資産 (値上益込) を 100 として各月末の資産残高がどのように推移してきたかを表しています. ※含み益の推移についてはセクター毎では無く, 集計して別グラフとしました (期間: 2017.01-2017-07末).
再投資したセクター
所有する日本株を昨年末に売却し得られた資金の投資先として, 保有比率の低かった生活必需品, 一般消費財関連の銘柄を選択し買い増ししました. この買い増しについては 1 月末から 4 月中旬にかけて行っています. そのためこの約 3 ヵ月間に本セクターの構成比が大きく上昇しました.

その他の買い増しについてはエネルギー株の低迷に乗じて RDS.B の買い増しを行っていますが, 額が小さいうえにその後も株価が低調な為に, 資産割合に大きな変化は出ていません (えぇ, えぇ, RDS の買い増しは配当利回りの高さにつられましたよ(´・ω・)).

再投資について言及できるのはこれぐらいですね.

各セクターの所感
好調な市場環境を反映して各セクター共に値上がり傾向にあります. 以下に 17年01月末から 17年07月末までの変化率を示します (生活必需品等については買増しを終えた 4 月末からの変化率です).

17年01月からの変化率
金融+15%
情報技術+19%
生活必需品一般消費財+13%
エネルギー-2.3%
公益+20%
電気通信+3.4%

比較的値動きが緩慢な電気通信と, 今年に入ってから低調な値動きが続いているエネルギーの 2 セクターが出遅れていますね. その他のセクターは軒並み 2 桁の変化率で比較的好調だったことがよく分かります. 続いて国別比較です.

国別構成比推移

生活必需品銘柄の買い増しは全て米国企業のため, 同国の構成比が 4 月末まで大きく増加を続けています. その他の国もロシア以外は比較的好調に推移しています. ロシアは -20% と大幅に下落しましたが, そもそも構成比が 3% 以下のため資産に与えた影響は -0.6% と軽微です. ロシアの政情不安や原油安による経済の先行き懸念から売り込まれています. もしかしたら久しぶりにしくじった例としてのネタができるかもしれません.

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各投資国の所感
以下に 17年01月末から 17年07月末までの変化率を示します (米国については買増しを終えた 4 月末からの変化率です).

17年01月からの変化率
日本+5.0%
オーストラリア+4.3%
ブラジル+7.3%
ロシア-21%
イギリス+20%
アメリカ+9.2%
香港(US ADR 含む)+17%

構成比で最も大きな割合を占める香港 (中国) が比較的堅調でした. 続いて 英国 20%, 米国 9% となっています. 米国は 4月からの変化率ですが比較的良好なリターンを記録しました. 『好調』の 2 文字しか思い浮かばない市場環境ですね. 日本株はリクルートが値を上げたのでその分の上昇が表れていますが, 残りは NTT と NTTドコモ が大半を占めるのでこれからも値動きは緩慢なもとなるでしょう.
各月の総額を 100 とした際の各セクター, 各国構成比の推移を次に示します.

各セクター
予定通り生活必需品関連の比率を 16% 前後まで上げることが出来ましたね. 引き続きこれらセクターの保有割合増加に努めたいところですがその時々の株価と相談になります.

各国
香港 (中国) , アメリカ, イギリス, 日本で保有銘柄の 95% を占めます. 先の推移の通り中国, アメリカ, イギリスが比較的好調です. 欧米株比率を徐々に上げていき, 香港 (中国) 株比率が 30-35% 程度となるよう調整を試みています. 再投資だけでは時間が掛かりますね. 気長に進めます.

資産評価額推移

昨年日本株を売却して得た資金を用い 4 月中旬まで生活必需品銘柄の買い増しを行ってきました. しかし上記の通り 5, 6, 7 月については再投資を控えています. 魅力的な会社は多くとも, 手を出しづらい状況が続いていますね. ETF も視野に入れて買い増しできる銘柄を探しているところです.

突然ですが BRK でも買いましょうかね. 保険会社は所有していませんし, 金融の比率は元々低いので案外ちょうどいい買い物になりそうです. しかも BRK は私の好きな公益株と生活必需品株の集合体でもあります. 私は配当成長を投資の柱としていますが, 資金の一部をこういった無配の銘柄に一部振り分けるのも許容としています. 現在保有の銘柄では BABA, JD, PYPL がそうですね. これに BRK が加わるかもしれません. →加えました (2017,08,02).

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YOC と配当利回り推移


※全保有株の総額で求めた YOC と利回りです. よって, 無配銘柄も含まれた値となっています.

YOC について
保有株の YOC と比較して相対的に低い配当利回りでの銘柄購入による YOC 低下と増配による同数値の上昇が拮抗し 4 月まで 4.27% 前後で推移していましたが, 5 月に相次いで公表された中国株の減配により一時的に数値を大きく落としています. 現在は, 新たに増配となった銘柄が出たため再び元の YOC へと戻りました. YOC がこんなに乱高下するのは避けたいのですが, 中国株メインではどうしてもこの状況は避けられませんね.
配当利回りについては所有株の値上がりに比例して下落傾向にあります.


受取配当金増減率
年初からの年間受取配当金増減率です. 買増しと増配により今のところは右肩上がりの状況となっています. 今後も配当成長を目指し再投資を行っていきます.

まとめ
データの推移が確認できるためこちらの報告の方が楽しめたのではないでしょうか.
現在は好調な市場環境の為に右肩上がりの状況ですが, 市況が悪化した際にはみるみる内にこれら資産は縮小を見せるはずです. その時にこれらの状況がどの様に変わるのか見ものですね. しかし, その様な状況がいつ訪れるのかは読めないので, 気にせずに投資を続けていきます. 定期的にアップしていきますので楽しみにしていてください.
えぇ!? 私の資産状況になんて興味がない!?まぁまぁ, お付き合いくださいな(´・ω・`)

Let's enjoy investment!

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