2017年9月10日日曜日

北京首都国際空港 (HK:00694) は世界第 2 位の利用客数を誇るハブ空港

私の公益セクター銘柄の一つです. 本会社の魅力はその地理的優位性と利益率の高さですね.

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会社情報
名前の通り中国の首都, 北京に位置する国際空港です. 同国どころか世界 2 位の利用客数を誇ります. 主要事業は航空機の発着管理, 整備等のサポートや関連設備のリース, 免税店等の管理運営です. 2016年末時点で 102 社の航空会社 (国内 28社, 海外 74 社) が就航しており, 279 都市 (国内 147, 海外 132) を結んでいます. 7 年連続利用客数 2 位を誇る空港です.


北京首都国際空港の最大の魅力はそのロケーションでしょう. 首都であり政府直轄市でもある北京に位置し, 周辺都市には同国内でも比較的所得水準の高い天津市が存在します.


金融と政治の中心都市である北京と経済特区を有することで発展を遂げた天津市に加え, 北京の非首都機能移転に伴い開発が進む雄安新区を擁しています. この雄安新区については現在開発が進んでいる北京第 2 空港が近いですが, 本空港への資本参加を通して北京首都国際空港も開発に参画しています.


利用客数, 発着便数共に現在の北京空港のキャパシティギリギリの運営が続いていますから, 第 2 空港のサービス開始が急がれるところです.



会社名北京首都国際空港
銘柄コード00694
業種空港サービス
従業員数1,623
PER15.2
PBR2.27
ROA5%
ROE9.46%
自己資本比率56.53%
予想配当利回り1.56%
morningstar rating★★★


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業績推移



利用客数が右肩上がりですから, お察しの通り業績も右肩上がりです.
2008 年の金融危機で純利益を大きく落としましたが, 2011 年には 2007 年と同水準まで回復しています. 2016 年は 2007 年比 1.5 倍程度まで純利益が伸びています. 特筆すべき点は売上高純利益率が着々と上昇している点ですね. 赤字に苦しむ空港は多いですが, ハブ空港として対応可能な規模と地理的優位性を持ち, 競争力のある空港の運営には大きな旨みがあることが再確認されるデータです.


CF

上記の通り 営業 CF とFCF がほぼ同義といえるほどの FCF を示すのが本会社の特徴です. まるでタバコ銘柄を見ているかの様な FCF です. 売上高に占める 営業 CF, FCF もそれぞれ 52.8%, 50.6% もあります. 減価償却費に対して新たな設備投資をほとんど必要としていないことが本結果から示唆されますね.


DPS,EPS, FCF/株


グラフの通り, 配当性向を 35-40% 程度に固定する業績連動型の配当支払い方針です. 中国で一般的な配当方針ですね. 2016年の受け取り配当は 金融危機直前の 2007 年時と比べれば 1.23倍程度です. 金融危機後の 2009 年に一度無配へと転落しましたが, その後は毎年しっかりと支払ってくれています. 近年は業績も比較的好調なこともあり連続増配銘柄と化しています. 金融危機直後の 2008 年比で 1.7 倍程度に成長しています.

株価
google finance より


業績が堅調であり CF 状況も良好な為株価も右肩上がりです. 2007 年の金融危機直前に示した高値 15.90 香港ドルを未だ回復していません. 2007 年の株価は高過ぎましたね. PER が 56.8 倍もあります. その後の金融危機ではご覧の通り大暴落です.

2008 年金融危機後の 2.62 香港ドルから直近では 13.40 香港ドルとなっており 5.11 倍の上昇を見せています.


現在の配当利回り
1.56%


配当利回りに旨みはありませんが, 堅調な業績と公益セクターとは思えぬ株価の伸びが魅力の会社です. 中国沿岸部の所得水準の上昇や, 中国の発展に伴い共に発展を遂げることが明白な企業です. 今後も継続保有していきます.


中国株の魅力は港湾や空港など他国の株式市場では投資することの難しいセクターへの投資が容易に行える点ですね. 探せば競争力の高い企業が見つかるところもその魅力を高めています.

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