バフェット語録『利益を少し増やすために人のつながりを切り捨てていく人達がいる. 金持ちになる意味があるのか.』

バフェット氏 (以下敬称略) 程, 公明正大に利益を追求して資産家になった人はいないでしょう.

Sponsored link


バフェットが率いる BRK の時価総額は 4505 億ドルに達し, S&P500 指数内では FB に次ぐ第 6 位の規模となっています. こんな巨大企業の経営者として彼が受け取っている報酬はたったの 470,000 USD です. 同業の Goldman Sachs (GS) や Morgan Stanley (MS) の CEO と比較すると約 1/20 程度の報酬しか受け取っていません. GS, MS 以上の成績を超長期に渡ってあげている会社 CEO であるのにも関わらずです.


また, 少し (だいぶ??) 遡ってバフェットが 1956 年に家族などの知り合い 7 人と共同で立ち上げたバフェットパートナーシップの契約内容は『利益が 4% を超えた部分の半分を受け取り, 4% に達しなければその部分の 1/4 を負担する』というものでした. このパートナーシップでバフェットが受け取った手数料は同パートナーシップ内で再投資され, バフェットが繊維業の BRK を買収する原資の 2200 万ドルへと成長します.


しかしもし仮に, このパートナーシップでより多くの手数料をバフェットが得ていたら, そしてその手数料をパートナーシップ内で再投資していたら, さらに多くの利益をバフェットは得ていたことでしょう. しかしそうしなかったのも, バフェットの以下の言葉にその考えを見ることができます.



『売上や利益を少し増やすために, 気の置けない仲間や尊敬する人達, 面白いと思える人たちのとつながりを次々に切り捨てていく人たちがいるようですが, そんな風にして金持ちになる意味がどこにあるのでしょうか』  



バフェットが考える, 成功する経営者の最も基本的な性質として位置付けられている『常に誠実であれ』この精神を自ら示し続け, その結果として『賢人』と評される今のバフェットがあります.

その規模は違いますが, 私たちもバフェットと同じことができます.

本業を通して社会と会社に価値を提供し, その対価として得たお給料で投資を行い資本を社会に提供すれば, これらが回りまわった結果として利益は自然と付いてくるものなのです.

私たちも公明正大に利益を追求していきましょう.

Sponsored link

関連記事です.
投資だけでなく, 人生においても参考となる助言が多いのもバフェット氏の特徴です.
バフェット語録

他にもいろんな記事を書いています. 詳細はタブ内を参照ください.

コメント

このブログの人気の投稿

日本国内世帯の資産残高と保有資産割合, 保有資産別世帯割合の状況について, 私たちはどのように未来へと備えるのか②

持ち家より賃貸の方が有利に決まっている