2018年 2月, 現在の投資国, セクター比と配当利回り状況

17 年 12 月下旬 -18 年 1 月上旬まで日本に帰り, 家族とつかの間の団欒を過ごしたのですが, 日本のあまりの寒さに風邪をこじらせてしまい 40 ℃の熱を出しながら日本-サンディエゴ間を移動したのはさすがにしんどかったです.


大量に処方された薬が手荷物検査で映ったのか, 飛行機に乗り込む前に抜き打ちで追加の身体検査まで受けました. 空港職員さん, 紛らわしくてすみません. そんなフィーバーな状況で迎えた新年ですが, 株式市場もフィーバーしてましたね.
さて, 今月の資産状況をまとめていきましょう.

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投資方針
・追加投資, 再投資と増配による配当成長を目指しています.
・グロース株に分類される銘柄についても一定程度は投資を行い, 値上がり益についてもある程度は取り込むようにしています.
・石玉混合の個別株 50 銘柄弱から資産が組まれています.



資産推移と売買について
(集計は毎月 27 日に行なっています.).


集計はドル建てで行っています.
今月は米国, 中国の市況が良く, 私の資産もつられて上がりました.集計を始めたのが昨年の 1 月末でしたから, 集計を開始して丸一年経ったことになりますね. この一年間の運用結果として値上がり益で +21%, 配当利回りで 3.7% 程度なので, 合計で +24.7% となりました. 公益と通信を主要銘柄として組んだポートフォリオとしては十分なリターンを確保できたと思っています.
(値上がり益, 配当利回りは昨年一年間で追加投資した金額を年初に一括して元本に繰り入れたと仮定して算出しています. この処理でよいのか分かりませんが, 値上がり益, 利回り共に低めに出るので良しとしています.)


1 月後半および 2 月に入ってから指数がさがっていますね. 値上がり益で貢献してくれていた BABA と PYPL が下げているため来月は資産の伸びが止まりそうです. (Feb./03/2018).

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売買状況
月初に熱にうかされながら VDC (平均取得価格 $141.11) と DIS (平均取得価格 $110.30) をリスク資産の 1% づつ買っていたようです.



セクター別構成比


一般消費財 / 生活必需品銘柄を買い増ししたこと, 金融株とエネルギー, 情報技術が値上がりしたため, 相対的に電気通信と公益が若干比率を下げています.


セクター別構成比推移, 各月の全体を 100 とした場合.

本グラフは 2017年01月の資産 (値上益込) を 100 として各月末の資産残高がどのように推移してきたかを表しています(期間: 2017.01-2018.01末). 円グラフの時系列変化のグラフです. 公益と通信が値下がりした関係で構成比を落としています. その一方でエネルギーと生活必需品/一般消費財が比率を少し上げました. 構成銘柄のエネルギー会社各社と GIS が大きく値を戻したことに加えて VDC,  中国の食品中堅 達利食品 が値上がりした影響でした.


金融
HSBC, 中国工商銀行, 中国建設銀行, 中国銀行, PYPL が主力銘柄ですが, これら銘柄が総じて調子のよい一カ月でした.


情報技術
GOOGL, JD, BABA, IBM, BIDU を主力銘柄としています. IBM が値を戻しましたね. BABA, JD は上場来高値圏で推移していました.
(JD, BABA については本来は一般消費財サービスまたは耐久消費財サービスに分類されますが独断と偏見で情報技術に分類しています. ご容赦ください.)


生活必需品/一般消費財 (一部耐久消費財)
MCD, GIS, PM, KO, TPR, SBUX, VDC (ETF) を主力銘柄としています. VDC の買い増しと DIS への投資を行いました. SBUX が決算で値を下げましたが, VDC がゆっくりと値を上げています. まぁ, 出遅れていることには変わりないのですがね. 全体的に景気が好調な時には出遅れるのが生活必需品セクターの特徴です. 金融危機前もそうでした.


エネルギー
XOM, RDS, BP, CVX, ペトロチャイナ, シノペック, 国際石油開発帝石を主力銘柄としています. 原油価格が好調で先月に引き続き株価が伸びています.


公益
NGG, 華能国際電力, 香港鉄路, 北京首都国際空港および各種港湾や高速道路運営会社を主力銘柄としています. NGG 以外, 中身は中国株の塊です. ここも中国がコケたら崩れますね. 値動きが緩慢な公益株だけあり, 殆どの銘柄で値が変わっていません. 良くも悪くも安定感があります.


電気通信
VOD, NTT 親子, 中国 3 大キャリアが主力銘柄です.
VOD と中国聯通以外は値が変わっていません. 公益と同じく良くも悪くも安定感があります.


セクター別構成比推移 2017, 01 の全体を 100 とした際の推移


本グラフは 2017年01月の資産 (値上益込) を 100 として各月末の資産残高がどのように推移してきたかを表しています(期間: 2017.01-2018.01末). 円グラフの時系列変化のグラフです.

国別構成比


国別構成比については覇権国たる米国とその地位へのキャッチアップを狙っている中国が, それぞれ同等程度の投資割合となるまでリバランスできるのが理想です. のんびり買い増ししながら中国株に過度に依存する資産状況を引き続き調整していきます.


国別構成比推移 各月の全体を 100 とした場合

VDC, DIS を買い増した関係で米国株の比率が若干だけ上がりました.


国別構成比推移

本グラフは 2017年01月の資産 (値上益込) を 100 として各月末の資産残高がどのように推移してきたかを表しています(期間: 2017.01-2017.11末).
見たままです, 好調な一カ月でした.


YOC と配当利回り推移


※全保有株の総額で求めた YOC と利回りです. よって, 無配銘柄も含まれた値となっています.
配当利回りの低い 2 銘柄を買い増しした関係で若干 YOC が下がりました (4.59%), また, 今月は値上がり益が伸びたため配当利回り低下し 3.42% となっています. 増配を通じて YOC 5% を目指していきます.


受取配当金増減率


一年間で約 32% の増加となりました. 今年は特別配当も含まれていますし, 中国株は業績連動の配当方針を採る会社が多いので, 浮き沈みを繰り返しながら徐々に受け取り配当額が育ってくれればと思います.

セクター別受取配当割合


値上がり益の少ない電気通信ですが, 受取配当金に目を向ければ大切な Backbone であることが分かります. 電気通信の株価は指数に劣後することが多いですが, 安定して高配当が得られるのは魅力です.

投資先選定方針
1.セクター比のバランスを加味しつつ銘柄を選択する.
2. 銘柄の選定は配当成長に主眼を置く.
3. その一方で, 値上がり益を狙える銘柄であれば無配でも投資対象として許容する.


え? 3 項目のせいで何でもアリになってる??・・・あれれ?(´・ω・)?

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多数の銘柄管理はなかなか時間を取られますから, 投資に掛ける時間等を鑑みれば圧倒的に ETF 投資の方が優位性が高いです. 投資を趣味としていなければ ETF+積立投資+再投資を基本として資産形成を行った方が間違いがありません.


個別株への投資を基本として資産運用したらどうなるのかその成り行きを記録として残せたら良いと思っています.


さて, これから先の資産推移を見て, 子供から『凄いね』と言われるか『はやく ETF でパッシブ投資しておけばよかったのに』と言われるのか, どちらになるでしょうか. どちらにしてもこれから先が楽しみです.


帰国後はこども NISA をはじめようと思っています.
お年玉や出産祝い, こども手当が原資となります. 子供の資産を代理運用するわけですから, 趣味に走らず堅実に, 全世界株指数に代表される指数連動型 ETF などを組み合わせてポートフォリオを作ろうと思っています. 小言を言われないための保険です( 一。一)


Let's enjoy investment!

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