投資信託の組み合わせによる, 国際分散積立投資.

最近積立投資するのに丁度良い投資信託がいっぱい出てきています. 帰国後に確定拠出年金を利用して積立を行う事を予定しており, どんな商品をどんな割合で投資するか思案しています.


悩むといっても基本的には「米国」「その他先進国」「新興国」この割合を決めるだけです. 結局のところ, この種の問題に正しい答えなどありませんから, 今回決めた割合で試験的に積立を開始する事にしました.

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勤め先の企業型確定拠出年金の商品はゴミ
企業型確定拠出年金で毎月積み立てているのは, 取り扱い商品中で唯一買う価値があるMSCI コクサイインデックスに連動する投資信託です. こちらを毎月積み立てていますが, 積立額, 投資先共に十分とは言えない状況があります.


加えて, この MSCI コクサイインデックスファンドですが, このご時世に信託報酬を 0.85% も奪っていくゴミファンドです. 節税を兼ねて掛金を増額したいのですが, こんなゴミファンドを買う為に拠出額を増やしたくはありません.


しかし拠出額は増やしたい
この様な現状の中, 幸いにも勤め先の確定拠出年金はマッチング拠出を導入しておりませんので, 帰国までにこの現状が変わらない限り私の希望通り iDeCo を始めることができるわけです. これが今私が置かれている状況です.


どの様な商品を組み合わせるか思案しているのですが, MSCI コクサイとのバランスを考えると少し頭を使います.


積立を行うにあたり考えた事
・企業型で既に積立てられている MSCI コクサイとのバランスを考慮する
・米国と新興国の比率を全世界株指数より増やしたい
・多少日本株についても投資をしておきたい


こんなところでしょうか.


4 つの指数で組み合わせてみた
4 つの指数を使うといってもどの指数もそれぞれある程度中身が被っているんですけどね.


使う事にした指数
MSCI コクサイ: 米国(65%)+日本を除く先進国(35%)
FTSE グローバル・オールキャップ: 米国(56%)+先進国(34%)+新興国(10%)
CRSP US トータルマーケット: 米国 100%
FTSE エマージング: 新興国 100%
(カッコ内の構成比はざっくりとした目安です)



色々と悩んだ結果, 試験的に以下の配分で積立てることにしました. 図の通り会社で積立てられている確定拠出年金に含まれる MSCI コクサイも含んでいます.

各指数拠出割合



指数別では何がどうなっているか分からないですね.
投資先別に大きくざっくりと分けた図がこちらです.



米国 59%
先進国 24%
新興国 17%


米国に軸足を置き, 新興国を少し多めに配分していることが分かると思います. まだ 30 代前半なのでちょっとリスクをとった運用が丁度良いです.
ちなみにこの割合で投資した場合の日本株比率はおよそ 1.5% です. 誤差ですね.


今月からこんな割合で積立てています.
ちなみに, 試験的に開始するだけなので積立額はとても小さいです. 配当金再投資の一部をこちらに回そうかと思っています.

不安定な市況が続いていますがこういった先の見えない環境でも, 投資し続けることが大切です. 10 年程度では分かりませんが, 私が定年退職するころにはきっと報われるんじゃないでしょうか.

楽観的過ぎる?そう見えるかもしれませんね.

しかし, 世界は成長し GDP は伸び続けます. そしてこの GDP の伸びよりも資産価値の伸びの方が大きい事が分かっています. それならば株式に資産を振り分けることを決めた時点で大体結果が見えているといえますよね.

しかも, 私が投資を行う最終目標は, この資産を子供, 孫, その子孫たちの為に増やし, 繋ぐことです. この時の運用期間はいうなれば「永遠」なわけです.

もしかしたら私が現役のうちには, この投資が報われない可能性だってあるかもしれません. しかしそれが子孫たちの寿命まで含めて考えるならば, 大体この選択は報われるんじゃないでしょうか.

積立てていることを忘れるくらい, 淡々と積立てていきましょう.

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え??なになに?質問がある??
なんでこんな投資割合にしたのかって??

なぜなら先のとおり, 日本株を含む先進国の投資比率を落として新興国と米国に振り向けたかったからですよ.


えぇ??なんでこの割合 (米国 59%, 先進国 24%, 新興国 17%) にしたのかに対する答えになっていないですと???


ふぅ(´・ω・`)たしかに・・・


丁度良い理由はそのうち気が向いたら考えることにしますよ.

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ある意味関連記事です.
年収が多いほどに節税効果は大きくなります.


他にもいろんな記事を書いています. 詳細はタブ内を参照ください.

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