2017年8月10日木曜日

外国株投資における為替との付き合い方①

表題の通りです. 今回は外国株投資における為替との付き合い方についてです. 質問を下さった方ありがとうございます.
以下に質問を引用します.


ご質問
外国株をメインに投資をされていますが, 外国株の場合避けて通れないのは為替変動だと思います. 投資する際の為替の動きはどの様に考えていらっしゃいますか. 為替 変動によりドル建てでは含み益のある株が, 円建てで見ると含み損になることもあると思うのですが, そのあたりはどの様にお考えでしょうか.


とても良い質問をありがとうございます. 誰もが抱える疑問だと思います.

先ずは外国株投資家に必要な心得からです.
それを踏まえてから本題に入ります.

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外国株投資家に必要な覚悟
初期の記事にも示しましたが,再度この場で述べさせていただきます.
先ず, 外国株投資家が必要な覚悟として, 景気後退時には円換算で, 一時的に資産が 50% 程度目減りすることを覚悟する必要があります. この覚悟が無いと狼狽売りしかねませんので, 一時的にはこの様な状況が訪れることを覚悟し投資に臨む必要があります.


以下に 2 点理由を示します.




①リスクオフ時には安全通貨としての円が (本当に安全かどうかは別として) 買われる傾向がある
これは, 円が今のところ安全通貨として認識されており, リスクオフ時の逃避先として選択され円高の傾向を示すからです. 良くも悪くもリスク資産の価格変動と逆相関を示すのが円という通貨です.


② 暴落時には株価は少なくとも 30% 以上下落することを覚悟しておく方がいい.
株価の変動に目を向けた場合, 景気後退時には大きくその価値が目減りすることが分かります. 先のバフェット指数の記事にて全世界株式時価総額合計額 (Market Capitalization, 以下 MC) の推移を示しましたが, それによると 2008 年の金融危機の時には一時的に 48% 程度まで全世界 MC が減価したことが分かります (詳細は関連記事を参照ください).  

外国株投資家は 程度の差はあれど ①と ② の影響を同時に受ける
この様に景気後退時には① と ② の影響を同時に受ける可能性が否定できず,  時として資産の 50% 程度は目減りすることを覚悟しつつ投資を行う必要があるわけです.


この様な考えを基本とし, 先の質問に私なりにお答えいたします.


先ずは質問を二つに分離し理解いたしました.


① 外国株購入時の為替について, ドル円相場を気にするか.
② 為替により含み損を抱える可能性をどの様に考えているか (又はどのように対処するのか)


ということでしょう.
それぞれにお答えいたします.


① 外国株購入時の為替について, ドル円相場を気にするか.


心情的には気になりますが, 基本的には為替変動について気にしていません. 企業への投資を優先します.


基本はドルコスト平均法
配当と給与を合わせて毎月再投資を行っているためドルコスト平均法を採用した形となっているためです. 85 円で買ったときもあれば, 120 円台で買った時もあります. 現在は市況が好調ですから, 基本的には値上がり益により含み益となっているものが多いです.
もし為替を気にするあまりこれらの会社への投資をためらっていたら, 値上がり益に加えてこれらの会社から得られるであろう配当についてもその機会を失い, 大きな損失となっていた事でしょう.


為替は先が読みづらく, その予測は困難を極めます. 株価の変動と合わせて, これら二つの変数から買いと売りのタイミングを狙うのはもはや神業です. ならばドルコスト平均法で一つの変数を固定してしまえば, あとは投資先の選定に集中することができます. 為替変動よりも重要なのは, どの市場またはどの会社に投資するか決める事です.


①のまとめ
物事はシンプルに保つことが肝要です. 為替はドルコスト平均法により固定し, 銘柄または市場の選定に集中しましょう.
長くなるので続きます.

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