空前の好市況に関わらず, 運用益がプラスの個人投資家は僅か 6 割

NIKKEI STYLE の記事から一部を抜粋です.
17 年の株高で個人投資家の内 6 割の運用益がプラスとなったらしいです.

Sponsored link

15 年 (54%), 16 年 (43%) と比較すると 17 年 (61%) は随分増えた印象です. 記事内のグラフは権利関係で使ったらマズそうだったので, グラフから数字を書きだした結果が以下の通りです.

2017 年の運用成績
+50%以上・・・ 03%
   30-50%・・・ 07%
   10-30%・・・ 25%
+10%未満・・・ 26%

        ±0   ・・・ 25%

 -10%未満・・・ 2.5%
 -10-30% ・・・ 2.5%
 -30-50% ・・・ 1.7%
 -50%以上・・・ 1.3%
分からない・・・ 6.0%

分からない 6% は現実を直視できなかったんでしょうか. 

運用益が明確にマイナスだった方は僅かに 8% と見れば, 好調な市況であったことが再確認されます. しかし, 投資家の 1/4 の運用益は±ゼロ, 運用益 10% 未満で区切れば 6 割は昨年の株高の恩恵をほとんど受けられなかったことが確認されます.

流れに乗る, ブームに乗る投資は, 当たれば大きいですが非常に難しいものです. リスク資産のせめて半分は全世界株指数に連動した運用を行うのが無難といえるでしょう. 

Sponsored link

関連記事です.

個人投資家が置かれた状況をまとめました.
日本人の投資状況が変わってきたかも!? それでも相変わらずマイナーな外国株投資

次世代に遺す為には無茶な運用は控えるべきです.
資産形成は『子供の為のベーシックインカムを作る』と思った方が上手くいく

遺すためには私たちが生活するに足る資産が無ければままなりません.
老後に必要な生活費は資産を取り崩すのでは無く, 資産からのキャッシュフローにより賄う事を前提とした方がいい.

2017 年に楽天がバンガードと組んでこの ETF を元にした投資信託を作りましたね.
VT (バンガード・トータル・ワールド・ストック) は投資をシンプルに保つうえで役立つ ETF 

他にも色んな記事を書いています. 詳細はタブ内を参照ください.

コメント

このブログの人気の投稿

日本国内世帯の資産残高と保有資産割合, 保有資産別世帯割合の状況について, 私たちはどのように未来へと備えるのか②

持ち家より賃貸の方が有利に決まっている