(節約, 実例) 家計もメリハリが大切! あなたはどうやって投資資金を捻出していますか?

投資先の選定や投資法について書いてきましたが, 今回はどうやって投資資金を用意するかに焦点を当てて考察することにします. 節度ある生活, 節約は投資と並び重要な因子です.
年間 3000 円の節約は 100,000 円の投資に匹敵します (利回り 3% 換算)

企業が純利益を伸ばすには


①売り上げを伸ばすか
②経費を抑えるか

ですが, これは個人の家計にも当てはまります.
投資による収入の増加は①に当てはまり, 節約は②に当てはまります.

これまでは①をどのように増やすかに触れてきました.
今回は②を如何に減らすかについてです.

一般的に月々の支払いで大きな支出割合を占め, しかも固定費となりやすいものは

家 (ローン支払い or 家賃), 車, 保険, 通信費

です. この 4 項目の節約が固定費を下げ, 貯蓄しやすい環境を整える要となります.
この中で特に削りやすいのは保険, 通信費です. 削りにくいですが効果が高いのは家と車ですね.

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家, 車について
車は人によっては必需品ですし, 住居費は削るにしても限度があります. しかしうまく節約できれば数十万円の節約につながります. 仮に 30 万円/年節約できたなら, それは 1000 万円分の投資に匹敵します.

ちなみに私はというと車は持っていませんし, 住居は前回の記事の通り賃貸で 78000円/月, 築 32 年の 3LDK 鉄筋コンクリートのアパートです. 築年数は経っていますが, 居住環境には満足しています.

家, 車はそのものの値段もさることながら, それに付随する税金と保険負担, 維持管理費がとても重いです. 持たなくて済む環境が整えられるならば, 極力持たないという決断は大きな価値のある判断となります.

残りは比較的削りやすい保険と通信費になります.

保険について: 共済保険を利用する.
大きな金額で真っ先に削れるのは保険です.
我が家では入院保険, 生命保険, 年金保険の類は一切利用しておらず, 夫婦で府民共済に加入しているだけです. 年間で一人当たり 25,000 円程度の保険料となります. 毎年年末には7000 円程の返金があるので, 実際の費用は18000 円/人/年でしょうか, 合計で年間 36000 円で非常に安価です.

入院や死亡時の一時金は大手保険会社と比較すると少ないですが, 掛ける共済金と補償のバランスは秀逸です. 有事の際の補てんとしてはこれで十分だと判断しています.

保険選択のポイントは有事の際の費用負担を全額保険だけで賄おうとしないことです. これをやってしまうと月々の支払い保険料だけでかなりの負担になります.
保険はしょせん保険であり, 投資でも貯蓄でもありません. 有事の際に生じる経済的な負担を和らげることが目的です. 適度な費用負担で適度な補償を受けられるものを選択しましょう.
検討の結果行きついたのは, ありきたりですが共済でした.


通信費について: MVNO を活用する
通信大手 3 社の通信費は高すぎます. 一方で MVNO なら悪く見積もっても大手の 1/3 程度の費用負担で同程度の通信容量が使えます. ちなみに私たち夫婦は Freetel を使っています. 毎月 2 人合わせて 2500 円程度の利用料であり, これで年間 30000です. 大手を利用した際の 1/7~1/10 程度でしょうか.

通信会社に投資にしている身として, 大手 3 社のサービスを利用しないというのもどうかと思われるかもしれませんが, 利益率が高く投資先としての旨味がある分, 消費者の立場としてはその利用を避けたくなりますね.


生活防衛資金を用意しよう
まとまった預金もなく保険を切るのはリスキーです. 共済保険のみで済むのはそれなりに理由があります. それは夫婦共働き 2 年分の生活防衛資金があるからです. 

これは完全に使い道の決まっていない, 浪費して無くなっても困らないような種類の貯蓄です.
各人, 各家庭に合った額があるでしょうが, 先ずはある程度の生活防衛資金を確保しましょう. 十分な量を確保できれば保険が無くても何も不安を感じません.


メリハリをつけてお金を使おう.
頑張って働いて稼いだお金です. 漠然と使ってしまってはもったいないですよね.
何にいくら使うのか, 納得して使っていった方が満足感も高いです. これがスリムな家計を作り, 毎月まとまった投資資金を用意する基礎が整います.

固定費の節約は食費, 水道光熱費等の変動費を削るより簡単なうえ効果的です. しかも全く負担感がありません.

我が家の家計ではこれらの節約によって, 私の手取り給与の 2 割を投資に回しています. さらにボーナスに至っては全額投資にまわすことが可能です. その一方で妻の給与には全く手を付けずに済んでいます. 使い道の決まっていない完全なフリーキャッシュフローです.
結婚 2 年目で段々と収入と支出のリズムが整ってきました. およそ家計の合計手取り給与の 3 割弱程度で生活していることになります. 子供が成長するにつれてもう少し支出は増えそうですが, 5 割を超えることは無いでしょう.

このように少し支出を気を付けるだけで生活に大きな余裕が生まれます.
これは巡り巡ってより充実した人生につながります. 好きなもの(コーヒ大好)への支出を必要以上に削る必要もありません.
いま一度, 携帯電話や保険の契約を見直してみませんか?
そして, もし可能であるならば車や家との付き合い方を見直してみませんか?


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